おしゃぶりは、生後2ヶ月程度から使用するのが目安です。産まれたばかりのころはおっぱいや哺乳瓶を吸うだけで疲れていた赤ちゃんが、きちんとおしゃぶりを吸えるようになるからです。またおしゃぶりの目的は、入眠の手助け、心理的安定、外出時泣き止ませられる、などがあげられます。何かを吸うことで赤ちゃんが落ち着き、それによってスムーズに眠りにつけるようになります。そうなることで親への寝かしつけの負担も減るので、一石二鳥です。外出時に赤ちゃんが泣いて困ったときなども、おしゃぶりを加えさせれば一時的にも泣き止むことが多いので、よく泣く赤ちゃんに困っている人には効果的です。
おしゃぶりを使うに当たっての注意点は、きちんと消毒し清潔を保つことです。適度に消毒しないまま使い続けるとよだれの付着部分から雑菌が増えてしまうためです。また、親とのコミュニケーションが減ってしまう恐れがあるため、泣き止ませたい時はすぐおしゃぶり、ではなく、家にいるときや精神的余裕があるときは積極的に赤ちゃんに関わるように心がけると良いでしょう。また、泣き止ませる手段として常習化してしまうと、やめさせるのが大変になります。ある程度月齢が過ぎてきたら、少しずつおしゃぶりを使う時間を減らすようにすると、スムーズにやめさせられるでしょう。